コラム 第99号 - 本当に気をつけたい脱水症状。こまめな水分補給が大切です。

最近、頻繁に頭痛になります。台風や大雨などが激しいのでそのせいかとおもってたのですが、どうやら脱水症状だったみたいです。
脱水症状はどのようなことなるのか、お勉強しましょう。
☆自覚症状はなくても、脱水状態になってしまう
のどが乾いたと感じなかったし、おしっこも出ていたので、まさか脱水症状になっていたとは思いませんでした。

・多量の汗がでるのは体温調節機能
暑い時、皮膚の血管を拡げ、血流量を増やし、血液中の体液が汗腺からでてきて、汗をかくことで体温を調節しています。
多量の汗をかくと、血液中の体液を失い、身体の体液が少なくなり、体温が上昇する。これはクルマの「オーバーヒート」のような状態。
・脱水症状とは
身体の体液が奪われ過ぎて、運動機能が低下することです。
体重にたいしてどのくらい奪われたかで、脱水症状の徴候が変化していき、死にいたることもあります。
・水分減少による運動能力の低下と徴候
2%    のどの渇きを感じはじめる、運動能力が低下しはじめる
3%  ぼんやり、食欲不振、口渇、唇の乾燥
4%  体温の上昇、皮膚の紅潮、尿量の減少と尿の濃縮
5%  疲労感、頭痛、体のほてり、めまい
6?7%  めまい、チアノーゼ、口渇(高度)、口内乾燥、乏尿
8?10%  身体動揺、けいれん
11?14%  皮膚の乾燥、舌の膨化、嚥下困難
15?19%  排尿痛、目のかすみ、難聴、舌の縮小
20%以上  無尿、死亡

体重に対して2%の体液が減っただけでも、身体に徴候があらわれ始めるのですね。身体から水分がでていくことは汗だけではなく、呼吸、尿・便からもでていきます。
たくさんの汗をかきはじめたときには、体液が減りすぎていることになるのかもしれませんね。身体を動かす前に、水を飲んで体液の減りすぎを防ぎましょう。
また、寝ている時には水分はとれないのに、呼吸や汗で体液が奪われています。トイレに起きたときや起床時に、水を飲んで水分を補いましょう。

一度に多量に水を飲んだら、身体はすべての水分を取り入れることはできません。一度にではなく、数回に分けて水を飲んでくださいね。
果物や野菜を食べることも水分補給になります。汗になって栄養素が失われていることがあるので、お食事やおやつに食べることもいいですね。

私は室内にいるから水分補給は大丈夫と思い、水をあまり飲んでいなかったので脱水症状になったのですね。少し動くだけで汗を感じますが、その他の身体からでている水分のことをも考えて、水を飲まなくてはいけませんね。
脱水症状には、疲労感、ぼんやりする、食欲不振など、夏バテのような徴候もあるのですね。慢性的に身体が水分不足になっているかもしれないですね。
もう少し暑さが続きそうです、脱水症状に気をつけましょう!


※当コラムの内容は、以下のページより引用しています

体内の水分が2%失われると運動能力が低下